ダブルケアはまちづくりにも通じる
こんにちは。住まいのおせっかい家です。
おせっかい家と1年前からオンラインダブルケアカフェを主催してくれているあさこさんがお誘いしてくれたワークショップです。
介護と育児が重なったダブルケア。
自分が子育て中にそんな状況で、でも周りに同じ状況の人なんていないのでどうしたらいいのか途方にくれながら自分で調べて対応してました。
ダブルケアの当事者にはどんな特徴があるのか、やはり晩婚化が進んで子育て期間が遅めから始まるので介護と重なりやすいことなど体系的にまとめて聞くという体験が初めてでとても新鮮な感じがしました。特に、印象に残ったことをいくつかピックアップ。
精神的にも肉体的にも大変なんですが、特に過去にダブルケアだった人は子どもの世話を充分に出来なかったことが負担に感じるそうです。
介護の方が命の危機があったり優先してしまい、「ちょっと待ってね」と言って待てる子どもの方を後回しにした事を後悔する気持ちが強くなるようです。
おせっかい家は、1歳にならない子と父の入院が重なった時、ある意味親を見捨てる覚悟をしました。
自分のやるべき事は母親業で、それだけでもなんとかこなしている状態だったので優しい娘であるという役割はおりました。
もちろん周囲からの色々な批判はありました。
悪気はないけれど、どうしてお父さんを放っておくのと病院で言われたり。
まだ介護保険制度も始まったばかりで、若いんだから何でも出来るでしょという対応も何度もされました。
でも、自分が壊れてしまったら母親のいない子になってしまう。だから、子どもを守るためにも介護優先とはしませんでした。
親として子どもを産めるまでに娘が育ったなら、自分ならそちらを優先して欲しいと思ったからです。
ダブルケアの状態になった時に夫や介護職の方、親族などが頼れる相手として上がっていましたが、誰も助けてくれなかったという意見も1割以上の方が感じているそうです。
これは、助けを求める場所も分からなかったという場合も多くて、実は情報の重要性に繋がるとのこと。
育児と違って介護は急に始まるものです。
どこにどんな相談が出来るのかという事前の知識がないと、グルグルたらい回しになったりもするようです。
おせっかい家も、介護保険の勉強を兼ねて福祉住環境コーディネーターの資格を取得しました。
そこで、どんなサービスが受けられるのか要介護認定を受けるのはどういう事なのか、ひととおり学んだ経験も大きかったです。
よく子育ては地域でと言いますが、介護を含めてみんなの居場所作りやコミュニケーションが取れる仕組み作りなどはまちづくりにも通じるそうです。
集まりやすい公園や、ベビーカーでも入れるママの交流の場が、ダブルケアの情報交換などの場に。
結局、子育ても介護もひとりで抱え込まないで地域に少し頼れる場所があるだけでいいですよね。
そして、「おせっかいなおばちゃんが必要」なんていうおせっかい家にとっては嬉しくなっちゃう言葉まで聞けました。
交流しやすい場所づくり。
高齢でも出掛けやすいまち。
経験者に気楽に聞ける雰囲気。
これって、己書幸座もそんな役割でもあるんです。
同じ趣味の年齢が違う人との交流ですからね。
ダブルケアカフェという名前ではないけれど、自然と集まれる場所でダブルケアについて知ってもいい。
なんだかやっていることがバラバラなようで繋がっているのを実感出来ました。
プロフィール
住まいのおせっかい家(すまいのおせっかいや) 代表 大野恵(おおの めぐみ)
女性が一番長い時間を過ごす”住まい”について、同じ女性の立場から、おせっかいがしたいと思い、「住まいのおせっかい家」を神奈川県綾瀬市で2019年1月創業。
建築・不動産業界で20年以上働いて、本当にお客様の立場に立った中立なアドバイスの必要性を感じて、あえて「おせっかい」をします。
【保有資格】
二級建築士、宅地建物取引士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター2級、住宅収納スペシャリスト、整理収納アドバイザー2級、ファイナンシャルプランナー3級、マインドブロックバスター、日本己書道場認定師範
サービス内容
【一般コンサルティング】
●オンラインはじめて相談 20分 ¥1,000(税込)初回のみ利用可
Zoom、LINEを使った住まいに関するご相談。ブロック解除もご希望の方もこちらで。
資料提示はありません。
●オンライン頑張らないお片付け相談 60分 ¥10,000(税込)
Zoom、LINEを使ったお片付けのご相談。
事前に写真や図面資料を頂き、お住まいの状況を確認してアドバイス。
お客様にあった片付けの順番やコツなどを資料提示します。
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